菓子や雑誌のおまけ、付録400点 横浜で29日から展示 100年前のすごろくも

「世相の変遷を感じてほしい」と話す秋元さん=横浜市中区、神奈川近代文学館

 お菓子や雑誌に付いているおまけや付録を集めた「『おまけ』と『ふろく』展 子どもの夢の小宇宙」が29日から、神奈川近代文学館(横浜市中区)で始まる。9月24日まで。

 1918(大正7)年に刊行された少年雑誌「日本少年」1月号の付録だった「少年未来旅行双六(すごろく)」や、52年から54年にかけて販売されていたキャラメルの点数カードと引き換えにもらえた「カバヤ児童文庫」など約400点を展示する。明治から昭和の時代を過ごした子どもたちの夢や憧れを感じることができる。

 同館でイベントを担当する秋元薫さん(36)は「それぞれの時代の世相が出ているので、雑誌を買う習慣がない人も、こういう付録があったんだなと楽しんでほしい」と話している。

 第2展示室で、午前9時半~午後5時(入館は同4時半まで)。一般500円、65歳以上と20歳未満の学生は250円、高校生100円、中学生以下は無料。問い合わせは同館電話045(622)6666。

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