宇都宮市や芳賀町などLRT関連4者 脱炭素化推進へ、連携協定

連携協定を締結した左から高井社長、大関町長、佐藤市長、東代表取締役

 【宇都宮】次世代型路面電車(LRT)開業を前に、市、芳賀町、地域新電力会社の宇都宮ライトパワー、LRT運行会社の宇都宮ライトレールの4者は25日、脱炭素化推進に関する連携協定を締結した。

 再生可能エネルギー100%で走行するLRTの関連4者が、保持するノウハウや資源を活用し、環境、エネルギー、交通分野において連携、協力し、地域の脱炭素化に持続的に取り組むのが目的。

 市役所で行われた協定締結式には、佐藤栄一(さとうえいいち)市長、大関一雄(おおぜきかずお)芳賀町長、東智徳(ひがしとものり)宇都宮ライトパワー代表取締役、高井徹(たかいとおる)宇都宮ライトレール社長が出席。それぞれ協定書にサインした。

 連携事項は、地域での再生可能エネルギーの確保やLRTへの安定的、持続可能な供給、有効活用や情報発信などが盛り込まれた。

 佐藤市長は「再生可能エネルギーだけで走行するLRTは、利用するだけで脱炭素化に貢献し、シビックプライドを醸成できる」と期待を寄せた。

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