千葉大に新学部 「情報・データサイエンス学部」 24年4月開設

来年4月の開設が決まった新学部・学府をPRする中山俊憲学長(右から2人目)ら=25日、千葉市稲毛区の千葉大学西千葉キャンパス

 千葉大学は25日、来年4月の設置を予定していた「情報・データサイエンス学部」と、大学院の博士課程に当たる「大学院情報データサイエンス学府」が文部科学省から認可されたと発表した。カリキュラムも公表し、新学部の母体となる工学系だけではなく、医学や人文科学などの科目も履修するとした。来年の入試から学生を募集する。同日、記者会見した中山俊憲学長は「日本の将来を担うような人材を輩出したい」と述べた。

 同大によると、情報技術の急速な進化により、社会的にデータサイエンスの能力が求められており、人材の育成は急務。新学部は西千葉キャンパス(千葉市稲毛区)に設置し、データ解析やプログラミングを行うだけでなく、医学や人文科学など他分野にデータを応用できる人材の養成を目指す。定員は100人。学生は3年次から情報工学コースとデータサイエンスコースに分かれる。

 同大の新学部は2016年4月の国際教養学部以来8年ぶりで、11学部目。

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