米の情報公開制度、使いこなせ 英記者、日本語で手引書出版

米情報公開請求制度の手引書を手にするジョン・ミッチェルさん=5日、横浜市

 英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェルさん(48)=川崎市=が、米連邦政府機関に対する情報公開請求の手引書を日本語で出版した。米軍基地の環境汚染を暴いた自身の活用例も掲載。同盟関係にある日本にとって米国の活動は人ごとではないと訴え、「権力監視強化」のため制度活用を呼びかけている。

 題名は、情報公開制度の根拠法にちなみ「『情報自由法』で社会を変える!」。この制度は国籍や職業を問わず誰でもインターネットで利用でき、公益目的なら原則、料金もかからない。手引書は請求方法や、その結果が不十分だった際の不服申し立ての手続きを解説。入手したい文書を特定できない場合の対応策も説明している。

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