名古屋がアカデミー育ちの右WB久保藤次郎を藤枝から獲得! 「常に憧れ続けたこのクラブの一員に」

名古屋グランパスは26日、藤枝MYFCからMF久保藤次郎(24)を完全移籍で獲得した旨を発表した。背番号は「20」。合流日は現時点で未定だという。

久保は中学時代に名古屋のアカデミーに在籍歴を持ち、帝京大可児高校、中京大学を経て、2021年に藤枝の特別指定選手に。翌年から正式入団すると、右ウィングバックとして明治安田生命J3リーグ30試合で10ゴールと活躍し、チームのJ2初昇格に貢献した。

そんな今季は自身にとってもJ2初挑戦だったが、存在感変わらず、ここまで27試合で5ゴール。藤枝では13ゴールでチームを引っ張った渡邉りょうが先んじて今夏のセレッソ大阪行きを決断したなか、久保もこのタイミングでJ1挑戦を果たす運びとなった。

“古巣復帰”となる久保は新天地の公式サイトを通じて喜びの思いとともに、意気込みを語っている。

「このたび、名古屋グランパスに加入することになりました久保藤次郎です。子どもの頃からスタジアムで観戦し、常に憧れ続けたこのクラブの一員になることができ本当に嬉しく思います! これからは自分が、勝利のために、そして、子供たちに夢をもってもらえるようなプレーをできるように全力で頑張ります!」

一方、藤枝では「この度、名古屋グランパスに移籍することになりました」と移籍の報告とともに、感謝の言葉を綴った。

「自分にとって地元で憧れのクラブである名古屋グランパスからこの話をいただいた時、とても嬉しかったというのが正直な気持ちです。そして、名古屋グランパスに行くことによってサッカー選手としてもっと成長できると考えこの決断をしました」

「藤枝MYFCで過ごした2年間はとても充実したもので、自分の想像を遥かに超える成長をさせてくれました。何も実績のなかった自分を獲得していただき、ここまで成長することができたのは紛れもなく藤枝MYFCに関わる全ての皆様のおかげです。藤枝MYFCにはこの文章では伝えきれないほどのご恩があり、自分がJ1の舞台で活躍することでお返ししていきたいと思います!」

「先日、藤枝駅で行われたお祭りにたくさんのサポーターの方々が足を運んでいただき、このクラブの成長を実感することができました。今後スタジアムも完成し、ますますクラブが大きくなっていくことを楽しみにしています」

「藤枝MYFCのサポーターの方々、スポンサー様、関係者の方々、全ての皆様ありがとうございました。プロキャリアを藤枝MYFCでスタートすることができ本当に良かったです。引き続き藤枝MYFCの応援をよろしくお願いします」

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