通勤用の車をEVに転換、鳥取 住友商事系、新事業開始

 住友商事が全額出資して設立した新会社が26日、企業に通勤用の電気自動車(EV)と充電設備一式を貸し出す事業を鳥取市で始めた。従業員の多くがガソリン車に乗る地方の通勤習慣を見直し、環境に配慮したスタイルを広める狙いがある。EVは太陽光パネルでつくった電気で充電する。企業側は福利厚生に手厚い姿勢を求職者にアピールできる。

 新会社は「Hakobune(ハコブネ、東京)」。1台目となるEVの引き渡し式が26日、鳥取市の金型製造会社「ササヤマ」であった。笹山勝社長は導入の理由を「労働人口が減る中で、採用にインパクトを与え、従業員の手助けになれば」と話した。

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