東名下り線に水素ステーション 静岡・足柄SAで全国初

9月15日に開業する足柄SAの水素ステーション(中日本高速道路提供)

 中日本高速道路は26日、東名高速道路下り線の足柄サービスエリア(SA、静岡県)で、燃料電池車(FCV)に水素を供給する水素ステーションを9月15日に開業すると発表した。脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環で、高速道路の休憩施設への設置は全国で初めて。

 水素で走るFCVは走行時に二酸化炭素を排出せず、短時間の充填で航続距離が確保できるなど、次世代車として期待される。ステーションでは同時に2台が充填でき、乗用車なら5分、10トントラックなら25分で満タンにできるという。

 営業時間は午前8時から午後8時まで。全国で水素ステーションの整備を進める岩谷産業が施設運営を行う。

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