子どもたちのために描いた「動物列車」 保育園の壁に高校生が制作 広島

広島県呉市の保育園に、地元の高校生が園児たちのために描いた壁画が完成し、26日、贈呈式がありました。

園児たち
「壁画をありがとうございました」

園児から、手作りの首飾りをかけてもらってるのは、壁画を描いた市立呉高校・美術部の生徒たちです。

呉市広にある名田保育園の園庭に完成した壁画「動物列車」。

30年前に描かれた壁画が色あせてしまったため、保育園からの依頼を受けた生徒たちが5月から描き始めました。生徒たちは、毎週日曜日に保育園を訪れ、完成させました。

園庭に隣接する工場の壁面には、列車に乗ったゴリラやライオンなど、いろいろな動物が登場しました。園児たちは、生徒と一緒に歌を歌ったり、色鮮やかに描かれた壁画を楽しそうに見たりしました。

園児
「毎日、見とる。壁画がないときは不安。あったら楽しい」

最後に 桑原浄昭 園長から生徒たちに感謝状が贈られました。

呉市立呉高校 美術部 中木杏奈 部長
「わたしたちがふだん描いている絵と違って、見るのは保育園の子どもたちなので、子どもたちが見て分かって、かつ楽しめるような絵を描けたらなと思って考えました」

保育園は、今後も呉高校の美術部と交流を続けることにしています。

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