バルセロナ副会長がさらなる補強示唆…「バルサのようなクラブにとって市場が閉じることは決してない」

[写真:Getty Images]

バルセロナのラファエル・ユステ副会長が、今夏の移籍市場でのさらなる補強の可能性を認めている。『ESPN』が伝えている。

バルセロナは、今夏ここまでスペイン代表DFイニゴ・マルティネス、スペイン人MFオリオル・ロメウ、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンの3選手を獲得している。

リーグ連覇に加え、近年不甲斐ない戦いが続くヨーロッパでの復権を考えると、さらなる補強に動きたい一方、深刻な財政難やサラリーキャップの問題によって、主力売却や余剰人員の整理が進まない場合、これ以上の補強は難しいとの見方もある。

そういった中、ユステ副会長は今後の移籍市場での振る舞いについて言及。右サイドバックと中盤の補強に動くことを認めている。

「おそらく、これら(右サイドバックと中盤)のプレーヤーが欠けているだろう」

「バルサのようなクラブにとって市場が閉じることは決してない。現時点で、取締役会と会長の支援を受けてスポーツマネジメントが行ってきた努力のおかげで、我々は予想よりもさらに強力なチームを持っている」

「我々には3人の大きな新加入プレーヤーがおり、彼らがチームにさらなる優位性をもたらしてくれると確信している」

また、前述の余剰人員の整理に関してもクラブとして全力で取り組んでいることを強調。さらに、前経営陣の下での身の丈に合わない契約の数々に対する不満を露わにしている。

「数人のプレーヤー、とりわけ監督が頼りにしていないプレーヤーに関しては退団する必要があるため、我々はそれに取り組んでいる」

「私の意見では、(バルサの前取締役会の下で)本当に無責任な契約があった」

「我々はクラブから決して与えられないような契約をやめさせた。もう1度、2度は絶対にない。そして、(以前の)幹部や会長がそれを行ったのであって、契約したプレーヤーのせいではない」

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