なでしこ史上最強シューター?ついにW杯初ゴール、藤野あおばの「シュート練習」がヤバイ

女子ワールドカップ第2戦でコスタリカを下し、連勝を飾ったなでしこジャパン。

その後、最3戦で対戦するスペインがザンビアを5-0で破ったため、2試合で勝点6を手にしたスペインと日本のグループステージ突破が決まった。

そのコスタリカ戦では、今大会決定機をなかなかものにすることができなかった攻撃的MF藤野あおばに待望のW杯初ゴールが生まれている。

猶本光が先制点を決めたわずか2分後の27分、一度はチャンスを逃したかに思われた日本だが、右サイドで藤野がボールを拾うと…。

ドリブルで相手を交わしてエリア内に侵入し、ほとんど角度のないところから右足を一閃!GKのニアサイドを抜くスーパーゴールだった。

この藤野の追加点によりリードを2点に広げた日本は、コスタリカの反撃を落ちついてしのぐことができた。猶本の先制弾とともに非常に大きなゴールだったと言える。

藤野あおばは東京都町田市生まれの19歳。

中学時代を日テレ・メニーナ・セリアスで過ごしたもののメニーナには昇格できず。女子サッカーの強豪・十文字高校で成長し、2022年に日テレ・東京ヴェルディベレーザへの帰還を果たした。

WEリーグ公式のインタビューによれば「サッカースキルはセリアスで身につけました。フィジカルの部分に関しては十文字高校での経験が土台になっています」とのこと。

技術とフィジカルを兼ね備えた万能アタッカーの藤野だが、特にシュートに関しては、すでになでしこ歴代トップクラスの能力を誇る。

今回の女子ワールドカップでも配信されている、日本サッカー協会(JFA)の名物動画『Team Cam』でもその“片鱗”を見せつけている(動画5分33秒から)。

練習後のシュート練習。1本目でエリア外からニアポストを巻くように右上隅に決めると、その後も一人だけ次元の違う精度と威力で好シュートを連発していた。

そんな彼女のプレーは、WEリーグでもやはり際立っている。

今大会のブレイク候補として名前の挙がっていた藤野あおばが、ついに決めたワールドカップ初ゴール。池田太監督率いる若きチームをまだよく知らないという方は、ぜひ15番をつけた19歳に注目してほしい。

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なでしこジャパンは31日(月)、グループ1位突破をかけてスペインと対戦する。

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