インドネシア・ジャカルタ首都圏の軽量軌道交通(LRT)は、8月18日の本開業に向けて、7月25日から再開を予定していた乗客を乗せた試験運行を延期した。自動運転システムを調整しており、具体的な再開日は現時点で決定していない。
首都圏LRTを運行・運営する国鉄クレタ・アピ・インドネシア(KAI)によると、列車の停車位置のずれなどが生じており、停止装置のシステム調整などを行っているという。
KAIの首都圏LRT事業部、広報マネジャーのクスワルドヨ氏は、現在は乗客を乗せない試験運行を続けており、準備が整い次第すぐに乗客を乗せた試験運行を再開する予定だとした。
運輸省鉄道局のリサル局長はNNAに対し、現時点で再開の日程は決まっていないと述べた。
首都圏LRTでは、乗客を乗せた試験運行を12日に開始したが、システムの不具合で17日から20日まで運行を停止。招待客向けの試験運行は25日に再開し、29日からは一般市民を乗せて運行するとしていた。
首都圏LRTは自動運転で、自動運転のレベルを示す「GoA」のうち、運転士は不要だが係員は乗車する「レベル3」を採用している。