【マレーシア】エアアジアX、4~6月旅客数は前年比70倍[運輸]

マレーシアの格安航空会社(LCC)大手キャピタルA(旧エアアジア・グループ)の長距離部門エアアジアXは26日、マレーシア事業の2023年4~6月の旅客数が62万1,984人だったと発表した。新型コロナウイルス対応の入国規制撤廃で、前年同期比70.2倍となった。1~3月比では23%増だった。

4~6月の供給座席数は、前年同期比26.8倍の81万8,422席。有償座席利用率(ロードファクター)は76%と、前年同期から47ポイント上昇した。

総座席数と輸送距離を掛け合わせた旅客輸送量単位「座席キロ(ASK)」は、25.4倍の35億900万キロメートル、乗客数をフライト距離で掛けた「有償旅客キロ(RPK)」は68.7倍の26億1,100万キロ。6月末時点に保有するエアバス「A330」は17機で、前年同期比6機増加した。

4~6月は、タイ・バンコク、中国・北京、オーストラリア・ゴールドコースト線を再開。大阪(関西国際空港)、シドニー線などを週7日運航に増便した。また、東京(羽田空港)線や台湾・台北線の搭乗率は85%を超えて好調だという。

タイで運航するタイ・エアアジアXの4~6月の旅客数は前年同期比28.4倍の31万万1,137人、供給座席数は35.5倍の40万1,140人だった。保有機数は22年6月と同じA330が8機となっている。

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