猫が『鼻をヒクヒク』する理由3選 気を付けたい病気の可能性も

️1.気になるニオイを探っている

猫が鼻をヒクヒクさせる理由で最も多いのが、「気になるニオイを探っているから」です。興味のあるニオイが漂っているため、鼻をヒクヒクしているのかもしれません。

異性猫など他の猫の匂い、食べ物の匂い、人間の汗臭など、猫が興味を示すニオイは多くあります。そのニオイをより深く探るために、匂い物質を多く鼻の中に取り込もうとしているのでしょう。

フェロモンを嗅ぎとったりとても興味がそそられる匂いには、鼻をヒクヒクさせた後にフレーメン反応を起こすことがあります。

️2.息が切れている、呼吸が乱れている

猫は、息が切れた時でも口を開けて呼吸することはあまりありませんが、激しく呼吸をしている時は鼻をヒクヒクさせているように見えることがあります。この場合のヒクヒクは、匂いを嗅ぐ時とは違って鼻先だけではなく、口(マズル、唇)全体が動きます。

子猫や活発な若い猫では、激しく遊んだせいで息が切れることがあります。 また、とても緊張したり興奮したりといった精神的な理由で呼吸が乱れることもあります。この場合にも、息が切れた時と同じように鼻がヒクヒクしているように見えることがあります。

️3.病気の可能性も

病気によって呼吸が苦しい時も、運動をして息が切れた時と同じように鼻がヒクヒクしているように見えることがあります。

呼吸器や心臓の問題、熱中症、貧血など、猫の呼吸が苦しくなる原因はいくつもあります。呼吸が苦しい場合は鼻や口全体がヒクヒク動く他に、呼吸数が多かったり胸やお腹が大きく動いたりします。

たとえば肺の中に液体が貯まって酸素と二酸化炭素の交換が十分にできなくなる「肺水腫」など、呼吸が苦しいということはすぐに治療を開始しないと命に関わることになる可能性があります。猫の呼吸がいつもと違うと思ったら、すぐに病院を受診しましょう。

️まとめ

猫が『鼻をヒクヒク』する理由3選 気を付けたい病気の可能性も、についてお伝えいたしました。

愛猫が鼻をヒクヒクさせていたら、多くの場合は気になるニオイをもっとよく嗅ぎたいからです。しかし、問題が無い「ヒクヒク」なのか呼吸の異常なのかは見分けることができなければなりません。

子猫や若い猫が激しく遊んだ後に鼻をヒクヒクさせたり口を開けて呼吸をしていても、落ち着けば元に戻るのであれば心配ないでしょうが、そうではなく安静にしているのに呼吸の異常が見られる場合には要注意です。

猫と一緒に暮らしている飼い主さんは、愛猫の呼吸が苦しい場合のヒクヒクを知っておく必要があるでしょう。呼吸が苦しくて鼻をヒクヒクさせる様子はネット上の動画でも見ることができますので、ぜひ確認をして、愛猫の呼吸の異常にすぐ気づけるようにするといいと思います。

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