バスケットボール男子のBリーグ1部・佐賀バルーナーズの岸田篤生選手と井上諒汰選手が、佐賀市の川副中で夢をテーマに講演した。進路選択を控えた2、3年生約180人に、夢を持ち続けることの大切さを訴えた。
教師を目指していたという岸田選手は、好きなバスケットを「やれるところまでやらないと悔いが残る」という思いでプロを志したことを伝え、「あいさつやスリッパを並べることなどささいに感じることでも、当たり前にできてほしい。必ず誰かが見てくれている」と普段の生活から向上心を持つよう求めた。
井上選手はNBAの選手になる夢を抱き、アメリカで働いたり、サインを習字で書いたりするため、英会話や習字を習ったことを紹介。「将来に必要なことを予測しながら行動することが大切。やり続けるということが夢をかなえる一番の才能」と話した。
佐賀バルーナーズの選手になることが夢という2年の小池絢琉さんは「努力を続けることの大切さを教えてもらったので、あきらめずに目指したい」と話した。佐賀市とバルーナーズが共催し、選手と生徒によるフリースロー対決も行った。(松尾綺子)