犬と暮らせば【第396話】「圧倒的ハナ派」

分かってるけど、いつだって小さな子どもに接するみたいになってしまう。
これ、飼い主あるある。

でもたまに鼻より目の子がいる。
嗅覚でものを「見る」のが得意じゃなくて、圧倒的に目を使う子。

犬種にもよるけど、家庭犬(特に室内で暮らす子)には珍しくないそうです。
野生と違って、刺激や環境の変化が少ない家の中。
人間の庇護の元で安全に暮らすうちに、必要のない能力が削ぎ落とされていくのは自然の摂理。
そんな彼らはむしろ「進化した」と言っても過言ではないかもしれない。
だって「いないいないばあ」が出来ちゃうんだから。笑

ちなみに圧倒的ハナ派のエマも、真剣な眼差しでものを見てることがあります。
エマもまた家犬という種の進化の過程の中にいるのかもしれない。

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