真鶴・松本町長のリコール署名 法定数超えが確定 本請求後60日以内に住民投票へ

リコールの本請求を受け、会見で質問に答える松本町長=27日午後2時ごろ、真鶴町役場

 神奈川県真鶴町の選挙人名簿を自らの町長選に不正利用するなどした松本一彦町長のリコール(解職請求)を巡り、町選挙管理委員会は27日、有効署名数が2350筆で確定したと発表した。法定数である町内有権者数の3分の1(2073筆)を超えた。松本氏が出していた異議申し出35件のうち、12件(12筆)が受理された。

 町選管は同日午前10時、住民団体「真鶴の未来をつくる会」に署名簿を返還した。同団体は同日午後、本請求を行った。 

 本請求後、60日以内に松本氏の解職の是非を問う住民投票が実施される。住民投票で過半数が賛成すれば松本氏は失職する。

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