大谷翔平を支える「自作スムージー」を大調査!鍵はブロッコリー&ヤクルト1000

(写真:アフロ)

7月24日(日本時間)、パイレーツ戦で36号ホームランを放ったエンゼルスの大谷翔平選手(29)。

「18日のヤンキース戦では、3試合連続となるホームランを打った直後、くるくると回転させるバット投げも披露。一塁ベースを過ぎてから渾身のガッツポーズと雄叫びも見せました。暑い日が続く中でも、ホームラン王の貫禄を見せつけています」(在米スポーツライター)

連日の猛暑のなか、ホームランを量産するには、コンディションを保つための水分補給も重要だ。

「ベンチでは大きな水筒でスポーツドリンクや水をがぶ飲み。WBC中はピンク色の液体を飲んでいて話題になりました。今春からはエンゼルスのベンチにポカリスエットのタンクが設置されたので、そちらも飲んでいます」(前出・在米スポーツライター)

睡眠やトレーニングと同じく、飲み物へのこだわりも強い大谷。これまでにハマった飲み物は数知れず。スポーツ紙記者はこう語る。

「日本ハム時代に通っていたカレー店では、クエン酸入りのヨーグルトドリンクをよく注文していたそうです。疲労回復効果のあるクエン酸を取り入れるところが、健康志向な大谷選手らしいですね」

大谷はコーヒーも好きだという。カップを片手に球場入りする姿がしばしば目撃されている。

「かつては1号店まで足を運ぶほど『スターバックス』が好きでしたが、最近はハンドドリップで入れてくれるサンフランシスコ発祥の『ブルーボトルコーヒー』のほうがお気に入り。ソイラテにエスプレッソショットを追加するのが定番だとか。豆乳は牛乳に比べて低脂質ですし、カフェインには筋肉痛緩和の効果もあります。大谷選手の身体維持に適したメニューなのでしょう」(前出・在米スポーツライター)

そんな健康マニアな大谷が、紆余曲折の末にたどり着いた飲み物が“スムージー”のようだ。

「今年3月に出演したマットレスのCMでは、朝のルーティンとして緑色のスムージーを飲む姿も披露しました。日ごろから自炊している大谷選手のことですから、スムージーも手作りでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

大谷は7月11日(日本時間)、オールスター前日会見で朝のルーティンについてこう語っていた。

「ホームのときは朝ご飯で1回起きるので。9時半とか10時に起きて、朝ご飯食べてすぐ寝て。その後、起きて球場に行って、またご飯食べます」

二度寝するため、朝食は軽食で済ませているという大谷。「本格的なご飯は球場についてから」食べるとはいえ、栄養不足ではプレーに支障をきたす。その点、手軽に飲めて体にもよいスムージーは、朝の相棒にぴったりのようだ。ではいったい、大谷流スムージーの中身はなんだろうか――。

「日本ハム時代から大谷選手の食事をサポートしている管理栄養士によれば、抗酸化作用があり、風邪予防になるビタミンCは1回の食事で100ミリグラムとることが理想だとか。本来はトマトが最も効率的に摂取できるのですが、大谷選手はトマトが大の苦手。そのため、ブロッコリーで代用しているそう。今年のWBCの試合前もサラダとは別に、ブロッコリーを食べていました」(前出・スポーツ紙記者)

ブロッコリーには、ビタミンCに加えて、皮膚や粘膜を丈夫に保つβ-カロテン、筋トレに効果的な男性ホルモンを増強するジインドリルメタンなどが含まれている。体を鍛え、ケガとも闘う大谷にとって効果的な食材だ。

■《スッキリして、睡眠の質が上がった気が》

「また、大谷選手は今季からベンチで、頻繁にバナナを食べるようになりました。エネルギー補給の定番ですが、近年は腸内環境の改善に効果があることも明らかになり、腸活の一環として取り入れているようです」(前出・在米スポーツライター)

また、「ヤクルト1000」も大谷の必須ドリンクだ。「睡眠の質の向上」が期待される機能性表示食品で、昨秋、通訳の水原一平さん(38)がスポーツ紙に寄せたコラムで大谷が愛飲中だとつづっていた。

《8月中旬、翔平が寝る前に「ヤクルト1000」を飲み始めました。スッキリして、睡眠の質が上がった気がしたらしく、最近も成績が良くて気に入っているようです。僕の妻が「凄いスッキリ起きられると日本で話題になっているよ」と話していたことがきっかけで、ヤクルトは球団のスポンサー会社なので、球団に頼んで手に入りました》(スポニチアネックス’22年10月7日配信)

前出の在米スポーツライターは言う。

「そのほか、大谷選手が愛飲しているヨーグルトや、大谷選手が目標としている毎食60グラムのタンパク質摂取を達成するためのプロテインや豆乳を、スムージーにも取り入れているのではないでしょうか」

そこで、管理栄養士の片村優美さんに“大谷流スムージー”のレシピを作ってもらった。1人前の材料は以下の通りだ。

ヤクルト1000 1本(100ml)
豆乳 100cc
バナナ 1/2本
ヨーグルト 30g
ブロッコリー 15g
プロテイン 大さじ1杯

片村さんは言う。

「栄養価が高い食材を多く使っていて、豆乳やヨーグルト、プロテインなど、筋肉のもととなるタンパク質もしっかり入っています。まさに体作りのための黄金ドリンクといえるでしょう」

さらにアレンジするなら?

「体に吸収されやすいブドウ糖や、ミネラルの多いハチミツを加えると、飲みやすくなるのでおすすめです。入れすぎるとカロリーが高くなりますので、スプーン1杯程度を心がけましょう」

大谷の“不死身”パワーは毎朝の1杯から始まっていた!

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