5年ぶり公立勢対戦 社と明石商、甲子園懸けきょう27日決勝 高校野球兵庫大会

決勝を前に球場入りする社ナイン=27日午前、神戸市須磨区、ほっともっとフィールド神戸(撮影・鈴木雅之)

 第105回全国高校野球選手権兵庫大会は27日、神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で決勝が行われる。2年連続2度目の優勝を狙う社と、4年ぶり3度目の頂点を目指す明石商が勝ち上がり、5年ぶりに公立勢同士の対戦となった。先攻は明石商で、午後1時開始予定。

 社は、昨年の決勝と同じ顔合わせとなった今大会の準決勝で神戸国際大付に延長サヨナラ勝ち。守備力の高さに加え、チーム打率3割6分7厘と打線も好調で、隈翼主将は「自分たちの野球ができれば、おのずと結果はついてくる。楽しみたい」と意気込んだ。

 対する明石商はここまで6試合で失点はわずか2。準決勝では春季兵庫県大会2位の滝川第二に2-1で競り勝った。社とは昨年の準々決勝でも対戦し、0-2で敗れている。この試合に途中出場した森翔斗主将は「特別な相手と意識はせずに、いつも通りやるだけ」と力を込めた。

 優勝校は8月6日に西宮市の甲子園球場で開幕する全国高校野球選手権大会に出場する。(初鹿野俊)

© 株式会社神戸新聞社