<新型コロナ>埼玉で感染拡大、定点当たり11.98人…10人超は初 インフルは10人で「注意報」連休後さらに

新型コロナ、定点当たり11.98人

 埼玉県は26日、県内の定点医療機関から報告された17~23日の新型コロナウイルス感染者数が3126人で、定点当たり11.98人だったと発表した(前週は9.54人)。5月の5類移行後、10人を超えるのは初めて。季節性インフルエンザの場合は、流行の「注意報」が発出する基準が定点当たり10人となっている。

 県感染症対策課は「第9波」に差しかかったのかという質問に対し、「国は第9波に入ったという話はしていない状況。専門家からは第9波(に入った)という声も聞かれるが、県としては感染が拡大しているということ」と話した。

 保健所別では草加が23.05人、越谷で19.77人、幸手で18.00人と県東部で増加が目立つ。担当者は、「(15~17日の)3連休で感染者、電話相談件数が増えている。(相談件数は)7月前半は1日当たり400件ほどだったが、500~600件と約1.5倍になっている」と指摘した。

© 株式会社埼玉新聞社