太田川上流部（広島）に治水ダムを整備する事業の来年度の予算化に向けて、国土交通省が26日、手続きを始めました。
この事業は、太田川水系の洪水被害を防ぐ目的で、国が直轄で新しいダムを整備するものです。
26日は、湯崎知事や広島市の松井市長、安芸太田町の橋本町長らが官邸に岸田総理を訪問。事業の早期実施を要望しました。
広島県 湯崎英彦 知事
「（総理は）災害についてですね、やはり『近年、考え方を変えていかなければいけないぐらいの状況になっている。しっかりと対応するように指示を出したい』と」
ダム整備が検討されている安芸太田町 橋本博明 町長
「命を守ることはやっぱり何よりも重要。一方で環境もしっかり守っていく。われわれも国にしっかりと求めていきながら、説明をしっかりしてもらうよう、強くお願いしていきたい」
国土交通省は26日、ダム事業の来年度の予算化に向けて手続きを開始。県や学識経験者の意見を聴取したうえで、8月末までの財務省への概算要求に盛り込みたい考えです。
