横浜FMの藤田譲瑠チマがシント=トロイデンに完全移籍! メディカルチェック後に正式契約、今夏加入の山本理仁とは東京V時代以来のタッグ

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

シント=トロイデンは27日、横浜F・マリノスの日本代表MF藤田譲瑠チマ(21)が完全移籍で加入することで合意したことを発表した。

メディカルチェック後に正式に決定する。

藤田は東京ヴェルディの下部組織出身。ナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれ、その身体能力の高さとダイナミックなプレー、戦術眼が特徴だ。

東京Vではジュニアユース、ユースト過ごし、2019年に2種登録でデビュー。2020年に正式にトップチームへと昇格。2021年には徳島ヴォルティスへ完全移籍すると、2022年からは横浜FMでプレー。途中出場も多かったが、明治安田生命J1リーグで29試合に出場し1得点を記録。チームのリーグ優勝に貢献していた。

また、2022年7月にはEAFF E-1サッカー選手権に臨む日本代表に選出。2試合でプレーし、存在感を見せていた。

横浜F・マリノスではJ1通算46試合3得点、リーグカップ6試合出場、天皇杯1試合出場、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)7試合に出場していた。

藤田は両クラブを通じてコメントしている。

◆シント=トロイデン

「横浜F・マリノスから加入した藤田譲瑠チマです。これまで日本で培った経験を生かし、新しい環境で成長しながらチームを助けられるよう頑張ります。シントトロイデンのユニフォームを来てプレーする日を楽しみにしています。応援よろしくお願いします」

◆横浜F・マリノス

「これから優勝争いやACLを戦っていく大切な時期ではありますが、移籍することを決断しました。F・マリノスで経験させてもらったこと、また東京ヴェルディ、徳島ヴォルティスで経験したことすべてを生かしてヨーロッパでプレーしてきます」

「今までアツい応援ありがとうございました。このクラブのユニフォームを着てプレーできたことを誇りに、これからも自分らしく頑張ります」

シント=トロイデンは今夏の移籍市場で、MF伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)、DF小川諒也(FC東京)、MF山本理仁(ガンバ大阪)を獲得。藤田は4人目の日本人選手補強となり、山本とは東京V時代以来のコンビ復活となる。

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