警察庁、闇バイトは「捨て駒」 事例集で注意喚起

 特殊詐欺や強盗などの実行役を交流サイト(SNS)で募る「闇バイト」の危険性を知ってもらおうと、警察庁は27日、摘発された少年たちの事例をまとめた冊子を公表した。犯行グループは、安易に応募した少年たちを「都合よく利用して、簡単に『捨て駒』として切り捨てる」と注意を呼びかけている。

 冊子は「犯罪実行者募集の実態」と題する全9ページで、教育現場などに配布して活用してもらう。警察庁のホームページでも公開している。

 冊子では「たった1度でも(闇バイトに)手を染めれば、最後には必ず警察に摘発される。関わっても得られるものは何もありません」と指摘している。

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