自宅に放火し、保険金をだまし取ろうとした罪で起訴された静岡・島田消防署の消防士の男について、静岡市は27日、懲戒免職処分にしたと発表しました。
27日付で懲戒免職の処分を受けたのは静岡市消防局島田消防署の消防士長で26歳の男です。
静岡市などによりますと、この男は2022年12月、藤枝市の木造2階建ての自宅に火をつけ全焼させ、保険金あわせて5000万円余りをだまし取ろうとしたということです。男はすでに放火や詐欺未遂の罪で起訴されていて、静岡地裁で7月 開かれた初公判では起訴内容をほぼ認めています。
消防士の処分を受け、静岡市消防局の池田悦章消防局長は「市民の皆様の信頼を損なう行為を行ったことについて、深くお詫び申し上げます」「綱紀粛正を図るとともに、市民の皆様の信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。