ミニバン受注10万台規模 トヨタ、1カ月で年間分

トヨタ自動車の新型ヴェルファイア=27日午後、横浜市

 トヨタ自動車は27日、6月に全面改良した高級ミニバン「アルファード」と「ヴェルファイア」の合計受注台数が年間計画台数の10万台規模に達したと明らかにした。ファミリー層の普段使い用に加えて送迎車としての需要も強く、発売から1カ月余りで1年分の計画値をほぼ達成した。最短でも7~8カ月という納車までの長さが課題だ。

 トヨタは27日に横浜市で報道陣向けの試乗会を開いた。全面改良では、アルファードの陰に隠れて低迷していたヴェルファイアを強化。先代までは車体のデザイン以外はほぼ同一だったが、エンジンの高出力化やタイヤの大型化などで性能面でも色分けを鮮明にした。

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