もし大切な人が溺れたら…“プロ”が教える水難救助法 身近なアレを使って助けて

夏本番を迎えたこの時季、特に気を付けたいのが水の事故です。
もし、溺れている人を発見したらどうすればいいか。“プロ”に身近なものを使った救助方法を教えてもらいました。

夏休みのスタートと同時に夏本番を迎え、家族連れらで水のレジャーを楽しむ人たちも増えてきましたが、気を付けたいのが事故です。

(豊福海央アナウンサー)
「これまでに、海でお子さんを見ていて心配なことだったり、怖かったことは?」
(海水浴客)
「やっぱりありますよ。あっぷあっぷしていることがあったので、その時はすぐ見つけて救い上げた。もしそういう時に目を離していたらと思うと怖いですよね」
「子どもがプールサイド歩いていて、前を見ていなくてプールサイドから落ちた」

そんな時、どうすればいいのでしょうか?

(豊福アナ)
「海では、実際に人が溺れた時に、助ける方法を学ぶ講習会が行われています」

日本赤十字社が愛媛県伊予市の海水浴場で開いたのは「水難救助法」の講習会で、受講した消防士や看護師らは、2人一組で、救助用のサーフボードを使った救助法を学びました。

ただ、専用の道具がなくてもペットボトルで救助できるそうなんです。

(豊福アナ)
「ペットボトルを海に入れる時のポイントは?」
(日本赤十字社・近藤敬彦指導員)
「ジュースなどが残っていればそのまま投げればいい。フタの空いているものは、空けて少し水を入れる、それを投げる」
(豊福アナ)
「水を入れるとどうなる?」
(近藤指導員)
「風の影響受けなくなる、水が入っていないよりかは遠くへ飛ばせる」

一方、救助される側は、呼吸の確保を意識することがポイントです。

(近藤指導員)
「あごの下に抱えるように。鼻と口さえ水面からでていたら息ができる。2つある場合は脇に挟む」

(豊福アナ)
「溺れている人を発見した時に大事にすることは?」
(近藤指導員)
「1人で行くのではなくて、誰かを呼ぶ119番、118番を呼ぶ大勢で助けることで、二次災害を防ぐことができる」

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