27日午後9時現在、フィリピンの東の海上にある熱帯低気圧は、今後24時間以内に台風となる見込みです。
気象庁の進路予想では、このあとも北上を続けて、来週前半には沖縄方面に達する見込みです。その頃には暴風域を伴って強い勢力へと発達する予想となっています。
それでは海外の予報機関の進路予想はどうでしょうか。欧米とアメリカ海軍の情報を参考にみてみます。
ヨーロッパ中期予報センターの予想です。沖縄方面へと達したあとも北西方向へと進み大陸へと進む可能性を示しています。
アメリカ海洋大気庁のシミュレーション結果でも、沖縄方面へ達した後、そのまま北西方向に進んで大陸方面に進む可能性が示されています。
アメリカ海軍の予想進路も気象庁とほぼ同様のコースを通っています。
どの予報モデルをみても進路に幅はありますが、沖縄方面に向かって北上してさらに大陸へと向かうというコースの傾向はそろっています。沖縄方面では来週前半に直接的な影響を受けるおそれがありますのでご注意ください。
夏の高気圧は強い状態が維持されて猛暑が続くおそれがあります。各地で猛暑日が続く予想です。また、台風6号は台風5号よりも日本に近いコースを通るため、西日本には湿った空気が入りやすくなりそうです。蒸し暑さがアップしたり、大気の状態が不安定となり天気が変わりやすくなる可能性がありそうです。