尾上菊之助 19歳年下女性との密会報道が波紋…團十郎のスキャンダルに“激怒”した過去がブーメランに

7月26日に、「文春オンライン」で不倫疑惑が報じられた歌舞伎俳優・尾上菊之助(45)。

記事よれば、菊之助は「大阪松竹座公演」に出演した7月20日、公演後に北新地の飲食店やラウンジをはしご。ホテルに戻ったのは日付が変わった深夜2時頃だったというが、19歳年下の女性とホテルの一室で密会したことが写真付きで報じられている。

菊之助は「週刊文春」の直撃に不倫関係を否定し、ホテルで会った女性について「全然、記憶にないです」と回答している。

だがネット上では《歌舞伎役者って、どこまで脇が甘いのでしょうか?》《歌舞伎界の闇は深い》との声が上がっており、波紋を呼んでいる。

名門・音羽屋に生まれ、人間国宝の七代目・尾上菊五郎(80)を父に、女優の富司純子(77)を母に持つ菊之助。さらに姉は寺島しのぶ(50)という、“華麗なる一族”のなかで育ってきた。

今年3月から上演された『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』では自ら企画・演出・出演を担当し、コロナ渦で苦境に立たされた歌舞伎界を盛り上げるなど精力的に活躍している。

芸事に真っ直ぐな菊之助だが、たびたびプライベートが世間を騒がせていた同世代の市川團十郎(45)には“冷視線”を送ってきた。

團十郎の襲名公演は新型コロナの影響によって約2年6カ月延期されていたが、昨年4月8日に行われた「團菊祭五月大歌舞伎」の取材会で菊之助と同席した菊五郎が「今年、團十郎が誕生しそう」と示唆したことは注目を集めた。

だが一方で、團十郎は昨年3月に義姉の國光真耶(小林麻耶、44)による暴露や批判が物議を醸すなか、“SNSナンパ”による複数女性との交際が報じられていた。さらに翌4月には、『NEWSポストセブン』の報道によって連日自宅に違う女性を連れ込んでいたことも明らかに。

本誌は昨年5月、團十郎の交際相手の1人が関西の贔屓筋から正式に紹介された女性だったことも報じている。

「團菊」と称され、ともに梨園を背負うライバル関係にある2人。それだけに團十郎の荒れた生活ぶりに、代々の贔屓筋だけでなく菊之助も堪忍袋の緒が切れたという。

「2人は今年の『團菊祭』では『音菊眞秀若武者』の演目で共演していますが、昨年の『團菊祭』では共演がありませんでした。2人が同じ舞台に上がらないというのは異例のことでした。

また『團菊祭』の取材会では、菊之助さんとともに出席した父・菊五郎さんが『今年、團十郎が誕生しそう』と言及しました。当時まだ海老蔵だった團十郎さんは、本来同席しなければならない立場。しかし取材会に、その姿はありませんでした。一連の報道によって、登壇が見送られたといいます。

さらには’21年5月も、東京五輪の開会式に登場した彼の意向で『團菊祭』は流れています。そうした素行に音羽屋は怒り心頭だったようです」(梨園関係者)

当時、歌舞伎関係者は菊之助の“激怒”について「彼にしては非常に珍しい」として本誌にこう漏らしていた。

「真面目な菊之助さんは理性派で、ことを荒立てない主義です。’21年後期の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK)の古風な時代劇スター・モモケンがハマり役だったように、伝統を重んじる方。そんな菊之助さんが、周囲に『彼とは同じ舞台に上がりたくない』と話すぐらいですから、相当な不満がたまっていたのでしょう」

普段は冷静沈着だという菊之助だが、今年に入ってからは團十郎と立場が一転することに――。4月には「女性セブン」で愛息の丑之助くん(9)を強く指導した一門の尾上音三郎(50)に、「息子に土下座しろ!」と謝罪を迫ったことも報じられていた。

今回報じられた19歳年下女性との不倫疑惑では、「お付き合いを?」と文春の記者から問われ「ふむふむ」と落ち着いた様子で相槌を打っていたようだが……。團十郎に手厳しくしていただけに、スキャンダル続きはブーメランとなりそうだ。

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