レクサス、2.5L直4ハイブリッド搭載『RX350h』を国内導入。あわせて一部改良も

 レクサスは7月27日、クロスオーバーSUV『RX』のラインアップに、2.5リットル直列4気筒エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせた“RX350h”を日本国内に追加導入し、同日より販売を開始した。これにあわせて一部グレードにおいて仕様変更も行われている。

 ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)などの電動車の普及を通じカーボンニュートラル社会の実現を目指すレクサス。今回の“RX350h”導入は、量産HEVモデルラインアップを拡充する取り組みのひとつだ。

 今回登場したRX350hのパワートレインには最大出力140kW(約190ps)を発揮する高効率な2.5リットル直4ガソリンエンジンと、前後合計出力174kW(約236ps)の電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムが採用され、シームレスで気持ちの良い走りと燃費性能を両立している。

 駆動方式は2WD(FF)とAWDが設定され、後者は電機式AWDシステム“E-Four”を採用。このE-Fourは滑りやすい路面での安定した走行性能を実現するとともに、前後駆動力配分を緻密に制御することで発進時の加速性能と優れた旋回安定性を実現する。燃費性能は二駆モデルが20.2km/L、四輪駆動モデルは18.7km/Lだ(いずれも国土交通省審査値)。

 一部改良では、HEVモデルとPHEVモデルに設定されていた先進安全装備Advanced Parkのリモート機能が、ガソリンエンジンモデルのRX350にも追加された。RX350 “version L”は標準装備、RX350 “F SPORT”ではオプション設定となっている。また、仕様変更にはインテリア・イルミパッケージにおけるアンビエントライトの改良のほか、ワイヤレス充電器での充電可能エリアの拡大が含まれている。各グレードの価格と追加導入された“RX350h”の諸元は以下のとおりだ。

2.5リットル直列4気筒ハイブリッドシステム(レクサスRX “RX350h”)
RX350h“version L”(ボディカラー:ソニックチタニウム)

■『レクサスRX』グレード別価格(税込)

・RX500h “F SPORT Performance”:901万円
・RX450h+ “version L”:872万円
・RX350h “version L”:758万~796万円
・RX350 “version L”:666万~707万円
・RX350 “F SPORT”:707万円

■レクサスRX350h 主要諸元

全長 4890mm

全幅 1920mm

全高 1700mm

ホイールベース 2850mm

パワートレイン 2.5L直列4気筒ハイブリッドシステム[FF/AWD]

タイヤサイズ 235/50R21

車両重量 1940kg(2WD) 2010kg(AWD)

エンジン最高出力 140kW[190ps]/6000r.p.m

エンジン最大トルク 243N・m[24.8kgf・m]/4300~4500r.p.m

モーター最高出力 フロント134kW[182ps] リヤ40kW[54ps]

モーター最大トルク フロント270N・m[27.5kgf・m] リヤ121N・m[12.3kgf・m]

燃費性能 20.2km/L(2WD) 18.7km/L(AWD)

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