ロシア選手との握手拒否で失格 フェンシング、ウクライナ選手

 【ミラノ共同】フェンシングの世界選手権で27日、女子サーブル個人の1回戦でウクライナのオリガ・ハルランが「個人の中立選手(AIN)」として出場したロシア出身のアンナ・スミルノワとの対戦後に握手を拒み、失格となった。

 競技規定では試合後に対戦相手と握手をすることが定められており、拒否した場合に罰則の対象となる。試合は15―7でハルランが勝利。スミルノワは握手を求めるそぶりをしたが、ハルランは応じずにピストを後にした。

 同選手は団体戦も出場停止となる見通しで、ウクライナ連盟のイリアスヘフ会長は「(ハルランが)団体戦には出場できるように、決定を覆してくれることを願う」と述べた。

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