観光目的で行きたい山手線の駅ランキング 上野、新宿を抑えた堂々1位は「流行りの最先端」の駅

阪急交通社はこのほど、20代以上の男女535人に実施した「観光目的で行きたい山手線の駅」に関するアンケート結果を発表した。

全30駅に停車するJR山手線。全国的にも知られている駅名が多い中、観光目的として人気の駅TOP3には渋谷、上野、新宿が順に並んだ。

渋谷駅

1位に輝いた「渋谷駅」について、調査担当者は「世界的にも有名なスクランブル交差点が駅前にある渋谷。昔から観光客が多く活気に満ちていた渋谷ですが、近年の大規模な再開発によってさらに注目が集まっているのも1位になっている理由のひとつかもしれません」と分析。回答者は20代、30代の割合が高く、「流行りの最先端だから」「今街が変貌を遂げているから」といったコメントが寄せられた。2012年の渋谷ヒカリエを皮切りに、18年に渋谷ストリーム、19年に渋谷スクランブルスクエアや渋谷フクラスなど、続々と新しい施設が誕生。複合施設「Shibuya Sakura Stage」も23年11月末に完成予定となっている。

1位に輝いた「渋谷」

2位には数多くの美術館、博物館があり、文化・芸術を楽しむ観光にはうってつけの「上野駅」が続いた。回答者の年齢が比較的低めだった渋谷に比べ、上野は50歳以上の回答者が多いといった特徴があった。担当者は「140年以上の歴史がある上野動物園も変わらぬ人気で、23年6月に2歳になった双子のジャイアントパンダ、シャオシャオとレイレイも注目を集めています。また、独特の雑多な雰囲気が魅力な商店街のアメ横(アメヤ横丁とも)があり、食品、衣料品、雑貨などのお店が400店舗以上も並びます」と魅力を語った。

2位の「上野」

3位は1日の乗降客数が世界一である「新宿駅」。”日本一の繁華街”とも呼ばれ、百貨店、家電店、映画館などの商業施設が数多く集まる。担当者は「超高層ビルが立ち並び近代的な風景が広がる一方、新宿ゴールデン街、思い出横丁などディープな飲み屋街もあり、レトロなスポットとしても人気を集めています」とした。

3位には「新宿」がランクイン

4位以下のTOP10は以下の通り。
4位 東京駅
5位 原宿駅
6位 秋葉原駅
7位 恵比寿駅
8位 池袋駅
9位 新大久保駅
10位 目黒駅

(よろず~ニュース調査班)

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