安全標語と涼届け 小学生が考えた作品付き風鈴、千厩駅に設置

標語付きの風鈴を取り付ける少年補導員ら

 一関市千厩町のJR千厩駅待合室に、地元の小学生が考えた地域安全標語付きの風鈴が飾られている。涼しげな音とともに、駅利用者に安心安全な地域づくりへの意識向上を促す。

 千厩署(豊岡茂署長)と一関東地区少年警察ボランティア協会(松山幸男会長)が毎年行っている取り組みで、同協会の少年補導員ら9人が25日に作業。同署管内の小学校から寄せられた全作品60点を短冊に記し、風鈴30個に取り付けて天井に飾った。

 優秀賞は小野寺福之介君(千厩小6年)の「一声が いじめを救う カギになる」。同協会千厩地区班長の佐藤正彦さん(66)は「大人も見習うべきものが多い。今後も取り組みを継続していく」と語り、同署の伊藤佳代生活安全課長は「標語をきっかけに防犯や安全などについて関心を持ってもらいたい」とうなずく。

 風鈴は8月末まで飾られる。

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