スポーティで上質な走り!BMWが誇るグランドツアラーK1600GTL【バイク買取調査隊】

BMWのお家芸〝直列エンジン〟搭載 K 1600 GTLの車種プロフィール

2011年に国内販売が開始されたツアラーモデルで、1,649ccの直列6気筒エンジンを搭載する。同時期に登場したK1600GTのラグジュアリーツアラー版というポジションで、よりリラックスしたライディングポジションが採用されたほか、パッセンジャー用の背もたれとスピーカを備えたトップケースを標準装備。2017年のマイナーチェンジで外観イメージを変えるとともに、リバースアシスト(後退補助機構)などが搭載された。

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車両の特徴

最大の特長はコンパクトに設計された直列6気筒エンジン。四輪におけるBMWは「シルキー6」、「ストレート6」といった呼称が示すように直列6気筒のイメージが強かったため、その技術をバイクにも投入したことで当時は大きな話題となった。
直列6気筒は構造上、一次振動・二次振動を打ち消すことができるため、そのパワーフィールはスムーズそのもの。

グランドツアラーらしく、数々の快適装備を搭載している。
ヘッドライトは、アダプティブヘッドライトと呼ばれるもので、ピッチング方向、ローリング方向の動きを感知して常に光軸を自動的に調整してくれる。

走行モードはレイン・ロード・ダイナミックの3種類。また、電子調整式サスペンション「 ESA II」も搭載しており、ダンピング、プリロード、バネレートの細かな調整が可能だ。
これらスポーツライディングに寄与する装備は、左グリップに設けられたリング状のマルチコントローラーでスムーズに行なうことができる。オーディオ操作やウインドスクリーンの角度調整なども同様だ。

エンジン

1,649cc直列6気筒エンジンの最高出力は160馬力、最大トルクは175N・m。
抵抗を感じさせることなく軽快に回るエンジンで、スーパースポーツのような吹け上がりを見せる。だからといって、アクセルを大胆に開けても恐怖を感じることはない。パワーの出始めに少し柔らかい領域が設けてあるためだ。

6気筒エンジンだが、インジェクションのスロットルボディが6つあるわけではない。Φ52mmという大型インジェクションで6気筒分をまかなっている。

足回り

デュオレバーフロントフォークと、パラレバーリヤサスペンションを採用。コシがありつつもよく動く前後サスペンションが路面をしっかりと捉えてコーナリング中の安定性を高めている。

ブレーキはBMWお得意のパーシャリー・インテグラルシステムを採用。フロントブレーキレバーを握り込むことで、前後ブレーキともに適切な制動力を分配してくれる。
ABSの介入度合も良好で、すべりやすい路面でも安心してブレーキをかけることができる。

走り

大柄な見た目に反して、ワインディングにおける身のこなしは非常に軽い。
シート入力だけでイン方向に自在に動けるため、本来の得意ステージである高速道路よりも生き生きと走れてしまうほど。

理由の一つに、エンジンがコンパクトにまとめられていることが挙げられる。
これがもし、巨大で重いエンジンを積んだツアラーだと、ハンドリングの「立ち」が強くなる。結果、ハイスピードでコーナーに進入すると狙ったラインで曲がることができず怖い思いをすることもあるが、このマシンにはそれがない。

快適性を高めてくれるウインドシールドは、左手のコントローラーで走行中でも角度の調整が可能。
どの角度でもすぐれた被風性能を発揮するが、最も角度を立てた状態だとヘルメットの上端までカバーできるほど。

軽快なハンドリングと、シルキーで高級感あふれるエンジン。搭載された快適装備の数々。そしてスポーツライディングもこなせる走行性能。

「グランドツアラーだからといってのんびり走るだけでは飽き足らない」。

そうした酸いも甘いも噛み分けたベテランライダーや、最高水準のオートバイを味わってみたいライダーにオススメの1台だといえよう。

査定士のコメント

モトメガネ編集部

2011年に登場し、2023年現在で12年前の車両となるK1600GTL。上質な佇まいで、走らせればスポーティにワインディングも楽しめるいかにもBMWのマシンらしいツアラーマシンだ。発売から経っているが、大切に扱われている車両が多く、マシンの性能的にも高いため高価買取が期待できる。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります

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