国交省がビッグモーターの全国店舗へ立ち入り検査 松山市の店舗にも

ビッグモーターによる自動車保険金の不正請求問題について、国土交通省は28日、愛媛県松山市の平井店を含む全国の店舗に立ち入り検査を実施しました。

(記者)
「段ボールを持ち、職員がこれから立ち入り検査に向かいます」

国交省が立ち入り検査を実施したのは、全国のビッグモーター34店舗で、松山市平井町にある平井店にも午前9時、担当者9人が訪れました。

ビッグモーターを巡ってはゴルフボールで車をわざと傷つけるなどして、自動車保険金を水増し請求していたことが分かっていて、平井店でも29件の不適切行為の疑いがあります。
検査は終日行われ、中では、従業員からの聞き取りや整備記録の確認などを実施、道路運送車両法に違反する行為があった場合、車検場の指定の取り消しや、事業停止などの行政処分が検討されることになります。

(愛媛運輸支局員)
「保険の問題について疑義があるということで、車両法に違反がないか立ち入り検査をした」

また、ビッグモーターでは展示車両を見やすくするため店舗前の街路樹などを枯らしたり伐採したりした疑いもあり、県内では平井店と松前店について、道路を管理する国交省の松山河川国道事務所が調査しています。

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