JRローカル線に乗って観光地へ行こう 兵庫など3県がスタンプラリー 賞品は城崎温泉宿泊券など

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 兵庫県は、岡山、鳥取の隣接2県と合同で、JR西日本のローカル線を使った観光を促すデジタルスタンプラリーを8月1日から始める。ローカル線の利用低迷が課題となる中、宿泊利用券などが当たる抽選を用意して活性化を図る。9月11日まで。

 デジタルスタンプは、JR西日本のアプリWESTER(ウェスター)を使って集める。対象の駅や観光地のスポットを訪ねると、衛星利用測位システム(GPS)でスマートフォンの位置を検知し、画面上にスタンプが出現する。

 対象の路線と区間は、加古川線(西脇市-久下村)▽播但線(長谷-竹田)▽山陰線(八鹿-青谷・鳥取市)▽姫新線(本竜野-新見・岡山県)▽因美線(美作加茂・岡山県-郡家・鳥取県)-の5路線の計41駅と観光地計59カ所。1路線につき1駅と1観光地のスタンプを集めれば抽選に応募できる。

 観光地は、兵庫県内34カ所=城崎温泉街地蔵湯橋(山陰線・城崎温泉駅)など▽岡山県内16カ所=津山城(姫新線・津山駅)など▽鳥取県内9カ所=国指定重要文化財石谷家住宅(因美線・智頭駅)など。

 スタンプを集めた路線数に応じて抽選で計205人に賞品が当たる。最多の5路線の場合、城崎温泉宿泊利用券(3万円分)とJRノベルティセット、京都鉄道博物館ペア入館券。(西井由比子)

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