広島県内は28日、“体温超え” の猛烈な暑さが続きました。府中市では38.7℃まで上がり、この夏の広島県内最高気温を更新しています。
広島市中心部です。最高気温は35.5℃まで上がって、27日に続いての猛暑日となりました。
街の人たち
「だいぶ暑い。なるべく脱水症状にならないように気をつけている」
「自転車に乗っていたが、背中が汗の形がついてないか心配」
特に内陸部では体温超えの猛烈な暑さとなり、府中市では38.7℃を観測。27日に記録した観測史上最高の気温をさらに更新しました。そのほか、安芸太田町・加計で37.7℃、三次市で37.1℃など、11の地点で35℃以上の猛暑日となっています。
RCCウェザーセンター 末川徹 気象予報士
「広島市中区の鶴見町です。街の中心部、高い建物が並んでいるので、日陰はかなり限定的となっています。広島市内の薬局では、誰でも気軽に涼みに行ける空間となりそうです」
広島市薬剤師会は、東京に本社を置く「大塚製薬」と連携して、「熱中症対策涼みステーション」を設置します。冷房が効いた室内をクーリングシェルターとして開放するほか、薬剤師が直接、熱中症を予防するためのアドバイスを伝えます。
1日3回の食事以外にも水分を1.2リットルとることや、水よりも体内をうるおす特徴のあるイオン飲料の補給を呼びかます。
広島市薬剤師会 合原憲太 理事
「できるだけこまめにのどの渇きを感じる前に、これだけ摂取するという日常のルーティーンを決めていただくのがいい」
熱中症対策涼みステーションは、8月1日から広島市内にあるおよそ30の薬局で設けられます。
この危険な暑さですが、しばらくおさまりそうにありません。来週後半にかけて、連日35℃以上の猛暑日が予想されています。暑さに対する最大限の警戒が必要です。
