遊歩道脇に猛毒キノコ「カエンタケ」 茨城・日立の公園 市が除去

小木津山自然公園で見つかったカエンタケ=日立市小木津町(市提供)

茨城県日立市は28日、同市小木津町の小木津山自然公園で猛毒キノコ「カエンタケ」が見つかり、同日までに除去したと発表した。被害の報告はなかった。同公園での確認は2例目で、市は見つけても触ったり食べたりしないよう注意を呼びかけている。

市によると、今月13日午前9時ごろ、公園中央部の遊歩道脇で、枯れそうなコナラの根元にカエンタケが発生しているのを市民が発見。キノコは4本あり、最大で5センチほどの大きさだった。連絡を受けた市職員が同日中に焼却処分し、注意喚起の看板も設置した。

カエンタケは夏から秋にかけて広葉樹の枯れ木近くに発生。触ると炎症などを起こし、食べると死に至る可能性もある。

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