ミランがアタッカー2枚の放出を進めているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。
イタリア代表MFサンドロ・トナーリのニューカッスルへの売却額は総額8000万ユーロ(約122億6000万円)にのぼったとされるミラン。一方で、今夏はアメリカ代表FWクリスチャン・プリシッチやスイス代表FWノア・オカフォーら大量6選手を獲得しており、収支バランスを整える必要があるという。
ステファノ・ピオリ監督は元クロアチア代表FWアンテ・レビッチ(29)、ブラジル人MFジュニオール・メシアス(31)を構想に含めておらず、今夏の売却を許可。また、イタリア『カルチョメルカート』によると、2選手ともベシクタシュが獲得に本腰を入れているとのことだ。
昨シーズンの時点で序列が低下し、ベンチスタートが中心となっていたレビッチについては、ベシクタシュの補強計画の中で最重要の1人に位置付けられているといい、買い取りオプションの付いたレンタル移籍が話し合われているようだ。
メシアスは昨シーズンのセリエA29試合出場のうち、19試合がスタメンと主力として活躍し、ピオリ監督とも良好な関係性にあるという。しかし、プリシッチらの加入で押し出される格好となり、2024年6月で契約満了となることもあってミランは完全移籍での売却を望んでいるとみられている。
メシアスにはトリノも関心を寄せており、200万~300万ユーロ(約3億1000万〜4億6000万円)のオファーを準備しているとも。ただ、ミランはこの2倍近い額を理想としているとのことだ。