栃木の小学1年生がアオマダラタマムシ捕獲 県博「県内で見つけるの難しい」

アオマダラタマムシを採取した高岩祐志君(右)と弟の研志君

 【栃木】沼和田町、南小1年高岩祐志(たかいわゆうし)君(6)が22日、那珂川町小砂(こいさご)のいわむらかずお絵本の丘美術館敷地内で、金緑色が鮮やかなアオマダラタマムシを捕まえた。

 タマムシ科のアオマダラタマムシは県レッドリストの「要注目」に分類されている。県立博物館の担当者は「本県や福島県が生息の北限とされ、県内で見つけるのは難しい」と話している。

 祐志君は22日、同美術館が主催した自然観察会に家族で参加した。観察会が終わった後、駐車場近くにあったアオハダの木の根元にいるアオマダラタマムシ5匹を見つけ、同美術館の学芸員が確認したという。

 体長は約20ミリで、2匹を自宅に持ち帰り飼育している。祐志君は「珍しい虫なので、見つけられてうれしかった」と話した。

高岩君が採取したアオマダラタマムシ

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