神奈川県秦野市役所本庁舎1階で28日まで、市民が平和の願いを込めて作成した千羽鶴約6万5千羽が展示された。8月6日の広島の平和記念式典に向けて、来月には市の平和啓発事業「親子ひろしま訪問団」の参加者が平和記念公園の「原爆の子の像」に奉納を予定する。
千羽鶴は過去最多だった昨年の約5万9千羽を上回り、「この地球を 壊すな 汚すな 美しいままに」「平和で明るい 自由な世の中」などとメッセージが付けられている。
同19日にはクアーズテック秦野カルチャーホール(同市平沢)で、市民手作りのペットボトルキャンドルに灯をともす「ピースキャンドルナイト」や平和への願いを歌や楽器演奏で表現する「はだの平和の日のつどい」も開催される。市文化振興課は「ロシアのウクライナ侵攻や広島のG7サミットが今年開かれたこともあって、平和について市民の関心度は高まっている。いま一度、考えてみる機会にしてほしい」と話している。