いわちくの岩手県産豚肉が最高賞 県内初、贈答人気など評価

グランプリ受賞を喜ぶ後藤和彦専務(左)と生産者代表の平谷東英さん

 紫波町犬渕の食肉加工販売いわちく(藤村明智社長)の岩手県産豚肉を使った2商品が、第65回「ジャパン・フード・セレクション」の最高賞に当たるグランプリに県内で初めて輝いた。肉の上質なうまみや贈答用に重宝される点などが高く評価された。県産肉の全国でのブランド力向上に弾みがつきそうだ。

 2商品は「岩手県産豚ロース肉味付け3種セット」(9枚入り、4300円)と、「熟成 糸巻きロースハム」(3700円)。2026年6月までの3年間、受賞の証しとなる専用ラベルを付けて販売できる。

 味付け3種セットはロース肉に県内企業のみそと塩こうじ、しょうゆこうじを使ったたれに漬け込んだ。ロースハムは、いわちくのギフトブランド「味工芸」を代表する商品で、ロース肉を7日間かけてじっくり熟成し、一つ一つ職人の手で形を整える熟練の技で仕上げた。

 商品はいわちくのオンラインショップなどで購入できる。

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