ドジャースがまたトレード補強 Wソックスからリン&ケリー獲得

日本時間7月29日、ドジャースがさらなるトレード補強に動いた。すでにレッドソックスからキケ・ヘルナンデス、ガーディアンズからアメッド・ロサリオを獲得し、内野手のデプス強化に成功したドジャースだが、最大の補強ポイントと言われているのは投手陣。ホワイトソックスにトレイス・トンプソン、ニック・ナストリーニ、ジョーダン・リージャーの3選手を放出し、先発右腕ランス・リンと救援右腕ジョー・ケリーの獲得に成功した。ケリーは2019~21年にドジャースに在籍しており、1年半ぶりの古巣復帰ということになる。

現在36歳のリンは8度の2ケタ勝利を含むメジャー通算129勝の実績を誇るベテラン先発右腕。今季はここまで21試合に先発して119回2/3を投げ、6勝9敗、防御率6.47、144奪三振を記録している。ドジャースは先発投手陣に故障者が続出し、複数の新人にローテーションの一角を任せざるを得ない状況が続いており、経験豊富なリンの加入はローテーションの安定に寄与するはずだ。

35歳のケリーは2018年レッドソックスと2020年ドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献した実績があり、今季はここまで31試合に登板して1勝5敗1セーブ、11ホールド、防御率4.97を記録。奪三振率は2年連続で12を超えている。ポストシーズンの経験も豊富(通算40試合で防御率3.55)な選手であり、シーズン終盤以降の戦いで貴重な戦力となるだろう。

ホワイトソックスが獲得した3選手のうち、トンプソンはメジャー経験のある32歳の外野手で、もともと2009年ドラフト2巡目でホワイトソックスに入団してプロ入り。ホワイトソックスでは2015年と2018年にメジャーでプレーしており、ケリー同様に古巣に戻る形となった。今季はここまで36試合に出場して打率.155、5本塁打、14打点、OPS.676を記録している。

ナストリーニは「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで9位にランクインしていた23歳の有望株右腕で、2021年ドラフト4巡目でドジャースに入団。今季はマイナーAA級で17試合に先発し、5勝3敗、防御率4.03をマークしている。

リージャーは2021年ドラフト14巡目でドジャースに入団した24歳の救援右腕。今季はマイナーAA級で29試合に登板し、2勝2敗9セーブ、3ホールド、防御率3.09とまずまずの活躍を見せている。

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