続く夏空どこまでも 宮古でレールバイク体験

青空の下、旧岩泉線のレールバイクに挑戦する参加者=28日、宮古市刈屋

 28日の岩手県内は、高気圧の影響で晴れた。宮古市では、自然体験イベントの参加者が廃線の線路を利用した岩泉線レールバイクに乗り、夏の青空と緑が広がる景色を満喫した。

 「JR山田線沿いを楽しむHey―river自然体験!」(一般社団法人浄土日和主催)の参加者10人が、専用の自転車で旧岩手和井内駅を出発。シャーと小気味よい音を響かせ、旧中里駅間の往復6キロを30分ほどで完走した。

 金ケ崎町西根の小野タマ子さん(66)は「山や川がきれい。珍しい体験だった」と喜び、孫の不比遠(ふひと)君(宮古・磯鶏小3年)は「全身で自転車をこぎ、風が気持ち良かった」と汗を拭った。午前には河川敷で生き物を観察した。

 JR山田線の利用促進のため企画。8月8日も同様の自然体験を予定する。問い合わせは浄土ケ浜ビジターセンター(0193.65.1690)へ。

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