振り込み6回、計1025万円…55歳女性が架空請求詐欺被害 「料金未納」で次々と 友人の指摘で被害に気づく

架空請求詐欺で1千万円被害=埼玉県志木市

 埼玉県警朝霞署は28日、志木市の会社員女性(55)が架空請求詐欺で現金1025万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、今年6月30日、女性のスマホに通信関連会社から「ご利用料金についてお話したいことがあります。連絡をください」などとショートメールが届き、同日午後8時ごろ、記載されたIP電話番号に架電したところ、同社金融部門の社員を名乗る男が「登録されたサイトの利用料が未納。別のサイトにも滞納がある」などと話した。

 その後、7月8日までの間にインターネット関連会社の社員などを名乗る男らから数回電話があり、話を信用した女性は30日から8日までの間に、新座市の銀行ATMやオンラインバンクなどで6回にわたり、計1025万円を指定口座に振り込んだ。

 翌9日、友人に連絡をした際に一連の話をしたところ、詐欺の指摘を受けて被害に気付いた。11日午後9時ごろ、女性が同署に届けた。

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