アウトドアチェアは複数持ちが正解!5つのチェアのTPOに応じた使い分け方法の実例を紹介

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キャンプブームの昨今。さまざまなブランドからアウトドアチェアが販売されていますが、実際使用してみないとそのチェアのメリット・デメリットはわかりにくいもの。今回は、筆者が実際にTPOに応じてどのようにアウトドアチェアを使い分けているのかを紹介。それらの座り心地なども紹介します。

アウトドアチェアを買うときのポイント

キャンプギアは「見た目重視」の筆者ですが、アウトドアチェアを選ぶとき重要視していることは...。

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テーブルとの相性

高級アウトドアチェア「カーミットチェア」を筆頭に、近年のアウトドアチェアのブームは脚が短いロースタイル。しかし、自分が持っているテーブルと高さが合わないとご飯は食べにくいし、なによりキャンプスタイルに統一感がなくなります。

まず、アウトドアチェアを購入するときは、自分が持っているキャンプギア、とくにテーブルとのマッチングを考えることが必要。また、色合いや素材なども自分のキャンプギアと合わせることにより、キャンプスタイルに統一感がでます。

設営方法

キャンプではテントを設営したり、料理をしたりと準備に時間を割きます。長期滞在する場合は、多少チェアの設営に時間がかかっても座り心地を重視するのもあり!ですが、設営するのにどれだけかかるのか、簡単に組み立てられるのかもチェックするようにしましょう。

重量・大きさ

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車で移動、オートキャンプ場なら多少大きく重量があっても問題はありませんが、徒歩キャンパーやツーリングキャンパーは重量やコンパクト性が重要になります。

座り心地

焚火を囲んで語るのがキャンプの醍醐味と思っている人も多いはずです。キャンプ場でイスに座っている時間は意外と長いため、長時間座っても疲れないものや、お尻が痛くならないものがおすすめです。

価格

アウトドアチェアの値段はピンキリで、1000円ほどで購入できるものから、数万円するものまでさまざま。チェアを選ぶ際は、座り心地やコンパクト性など優先順位を決めて、自分の予算に合うキャンプチェアを選びましょう。

実際筆者が愛用しているアウトドアチェアは5つ

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私はドライブ用、1泊キャンプ、長期キャンプ、海、山、ベランダなどTPOによって5つのアウトドアチェアを使い分けしています。

それぞれのチェアのメリット・デメリット、どのようなシーンが向いているかを紹介すると...。

1.コールマン「コンパクトフォールディングチェア」

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組み立て不要で広げたらすぐ使える、座面高さが約28cmの今流行りのロースタイルチェア。骨組みは軽量なアルミニウムですが、アームはウッドでスタイリッシュ。

「パタッ」っと畳めて薄くなりますが、組み立て式ではないので細長くコンパクトに収納はできません。ただし、薄くなるので車に積み込むときはさほど場所をとらず、積み込みしやすいです。また、見た目以上に軽量で持ち運びしやすいところも魅力。

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座面は張りがあり座りやすく、ローテーブルで料理を食べるのに最適。ただし、クッション性はないため、長時間座るとお尻が痛くなることがあります。

設営のしやすさ:★★★★★
持ち運びのしやすさ:★★★☆☆
座り心地:★★★☆☆

このチェア向きのアウトドアシーン:設営、撤収が素早くできるので、ドライブや日帰りキャンプ向き

2.ENO「DLチェア」

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ハンモックブランドが手掛けるリラックスできるアウトドアチェア「DLチェア」。TPOによって脚の長さが調節でき、ローにもハイにもなる2wayチェアです。

組み立てる必要はありますが、使用しないときはコンパクトに収納袋に入れられます。軽量なアルミニウムフレームで背もたれが高いですが、見た目以上に重くありません。

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一番の特徴はなんといっても座り心地。ハンモックのように包み込むように体を預けられるため、座り心地は抜群。長時間座ってもお尻が痛くなりません。

設営のしやすさ:★★★☆☆
持ち運びのしやすさ:★★★★☆
座り心地:★★★★★

このチェア向きのアウトドアシーン:組み立て方法は簡単ですが、設営、撤収に多少時間がかかるので、1泊以上のキャンプ向き。チェアの高さが変えられるので、ソロキャンプにもおすすめ。自然の中でゆっくりリラックスしたいとき向きのチェア。

3.レキ「Chiller(チラー)」

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ヘリノックスの対抗馬として人気が上昇しているブランド「レキ」。両ブランドともポールブランドということもあり、フレームが軽量。

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この「チラー」も重量は1キロほど。組み立て式ですが、直感的に簡単に組み立て可能。使用しないときはコンパクトになります。

設営のしやすさ:★★★☆☆
持ち運びのしやすさ:★★★★★
座り心地:★★☆☆☆

このチェア向きアウトドアシーン:フェス、ハイキング、登山、歩いてキャンプギアを持って行かないといけないキャンプ場向き

4.ケルティ「ローラブチェア」

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フレームが太く丈夫な2人用のアウトドアチェア。

設営方法も広げるだけと簡単。ベンチシートタイプなので、子供が横になって寝ることもでき、耐荷重も180kgあり丈夫。

ボトルホルダーも常設され、生地に中綿が入っているので座り心地もよく、家のソファーのように寛げるチェアです。

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ただし、重量が7kgと結構重さがあります。持ち運びするときは、キャリーケースに入れられますが、それでも折り畳めるアウトドアチェアに比べると大きく、嵩張るところが難点。

設営のしやすさ:★★★★★
持ち運びのしやすさ:★★☆☆☆
座り心地:★★★★☆

このチェア向きアウトドアシーン:子供がいる家庭向き。脚がしっかりしているので、足場が悪い場所や風が強い場所で使用するのに向いています

5.デッキチェア

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木製でレトロな雰囲気がある2ピースのデッキチェア。キャンプでちょっと違った雰囲気のチェアが欲しい人や、ウッド調のキャンプスタイル好き人向き。

コンパクトに畳めず、木製なので決して軽量ではありませんが、組み立て不要で簡単に設営できます。

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私はビーチで開催される映画の上映イベントや、フードフェスに持って行くことが多いです。ただし、座面が木のため、長時間座るとき用ではありません。長時間座る場合は、クッションをお尻に敷いた方がよいです。

設営のしやすさ:★★★★★
持ち運びのしやすさ:★★☆☆☆
座り心地:★★☆☆☆

このチェア向きアウトドアシーン:ビーチやベランダ向き。ちょっと変わったデザインのアウトドアチェアが欲しい人におすすめ

TPO、アウトドアシーンによってチェアを使い分け

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「アウトドアチェア」と一言に言っても種類はさまざま。ビーチ用のチェア、徒歩が多いキャンプ、オートキャンプ、長期キャンプなどアウトドアアクティビティによってチェアを使い分けると、より一層アウトドアライフが快適になります。

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個人的には、オートキャンプ向きの設営時間0分の広げるだけのタイプのチェアと、組み立て式の軽量チェアの2つはあると便利。

また、家や庭でBBQやホームパーティーをする機会が多い人は、座りやすい折りたたみ式のチェアがあるとアウトドアだけでなく、家でも使えます。

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