10月の大村市長選 北村前県議が出馬へ

北村貴寿氏

 任期満了に伴う大村市長選(10月22日告示、同29日投開票)に、前長崎県議の北村貴寿氏(50)が出馬の意向を固めたことが28日、関係者への取材で分かった。8月にも正式表明するとみられる。
 関係者によると、北村氏は自民党大村支部に推薦願を出しており、同支部が28日、総務会を開き、全会一致で推薦を決定した。今後、党県連で推薦の是非を協議する見込み。総務会では、前回市長選に続く無投票選挙は避けるべきなどの意見があったという。
 北村氏は大村市出身。2007年の同市議選や10年の同市長選に落選し、11年の同市議選で初当選。2期目の18年、県議補選に出馬し落選。19年の県議選で当選して1期務め、今年4月の県議選で落選した。
 同市長選を巡っては、これまでに現職の園田裕史氏(46)が3期目を目指し無所属で立候補する意向を表明。選挙戦の見通しとなった。

© 株式会社長崎新聞社