レッズがベル監督と2026年までの契約延長 新たに3年契約を締結

日本時間7月29日、レッズはデービッド・ベル監督と新たに3年契約を結び、契約を2026年まで延長したことを発表した。親子3代のメジャーリーガーとして知られ、出身地のシンシナティを本拠地とするチームを率いているベル監督は現在50歳。2021年9月に結んだ2年契約が最終年を迎えているが、ポストシーズン争いの最中に3年間の契約延長が発表された。若手の台頭が目立つチームのなかで、リーダーシップを発揮し、良好なチーム・ケミストリーを築いている点が高く評価されたとみられる。

現役時代はマリナーズなどで内野手として活躍し、イチローの代名詞となった「レーザービーム」を捕球した三塁手としても知られるベル監督。2018年10月に3年契約でレッズの監督に就任し、2021年9月には2023年まで2年間の契約延長が発表された。今季はその契約最終年だったが、エリー・デラクルーズ、マット・マクレーン、アンドリュー・アボットといった若手の台頭もあり、日本時間7月28日の全試合が終了した時点で、レッズはナ・リーグ中地区首位のブリュワーズから1.5ゲーム差の2位につけている。ワイルドカード争いでは3番手に位置し、2020年以来3年ぶりのポストシーズン進出を十分に狙える状況だ。

祖父のガスは通算1823安打、父バディは通算2514安打の元メジャーリーガーであり、弟マイクもメジャーでのプレー経験があるという野球一家の出身。バディはタイガース、ロッキーズ、ロイヤルズの3球団で監督を務めた経験があり、親子でメジャーの監督を務めたのはベル親子のほか、ジョージ&ディックのシスラー親子、ボブ&ジョエルのスキナー親子、ボブ&アーロンのブーン親子、フェリペ・アルー&ルイス・ロハスの史上5組しかいない。また、親子3代のメジャーリーガーもベル家を含めて史上5組だけである。

なお、ベル監督は2019年から今季までの5シーズンで通算307勝343敗を記録。2020年に31勝29敗、2021年に83勝79敗で2年連続シーズン勝ち越しをマークし、短縮シーズンの2020年にはポストシーズン進出を成し遂げた。昨季は戦力ダウンの影響で62勝100敗に終わったが、今季は若手の台頭で戦前の予想を裏切る快進撃を見せており、今後が楽しみなチームとなりつつある。

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