上峰中生が桃の収穫体験 柔らか果実、摘み取り丁寧に

慎重に桃を収穫する生徒たち=上峰町(上下の写真は一部を画像処理しています)

上峰町 上峰町の上峰中の生徒たちがこのほど、町内の果樹園を訪れ、桃の収穫に挑戦した。3年生18人が参加し、ピンクに色づいた桃に手を伸ばして1個ずつ丁寧にもぎ取っていた。

 同町は桃を新たな特産品にしようと2019年から、鎮西山の麓で4品種を栽培している。生徒たちは6月上旬に袋かけに取り組み、今回は収穫を体験した。

 果樹園を管理する堀下隆徳さん(58)から「袋を触らずにのぞいて桃の大きさや色を確認して」「痛まないように優しく触って」などと指導を受けながら、笑顔で収穫に取り組んだ。

 収穫した品種は、果肉が柔らかく、甘味が強い「あかつきネオ」。堤田恵伍さんは「袋かけの時は小さかったけど、1カ月でこんなに大きくなるとは思わなかった。家族と一緒に食べたい」と話した。(井手一希)

摘み取った桃を手に喜ぶ生徒たち

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