「多久の子どもたちのために」 中島さん、市に1000万円寄付

寄付金の目録を横尾俊彦市長(左)に手渡す中島功さん=多久市役所

 多久市で建物解体工事業や産業廃棄物処理業を手がける中島功さん(57)が、市に1千万円を寄付した。「多久の将来を担う子どもたちのために」との中島さんの思いを受け、市は有効な施策を検討する。

 中島さんは多久町の真生工業社長で、「地域の理解のおかげて事業を続けられている」と地元への恩返しとして寄付を決めた。市児童センターあじさいをこのほど訪れ、「生まれ育った多久がより良いまちになるよう、子どもたちのために使ってほしい」との思いが湧いたという。

 市役所であった寄付受納式で、横尾俊彦市長は「コロナ禍の2020年5月には市にマスク3万枚を寄贈いただいた。さまざまな支援に感謝している」と謝辞を述べた。(市原康史)

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