カピバラのスイカ早食い全国大会「カピリンピック」 長崎バイオパークの「オラ」最下位

スイカの早食い競争に挑むオラ=西海市、長崎バイオパーク

 長崎バイオパーク(長崎県西海市西彼町)など全国5動物園のカピバラが、スイカの早食いを競う第8回「カピリンピック」が27日あった。昨年2位のバイオパークは、初出場したオラ(雄、推定2歳)が振るわず、7分12秒で最下位だった。
 「カピバラの露天風呂協定」を結ぶ同園と静岡、埼玉、栃木、石川各県の動物園による対決。各園代表1頭が、皮付きスイカ(約500グラム)を食べ終えるまでの時間で争った。
 オラは計測開始から20秒たったころ、近くにあった餌のキャベツを食べ始め、見守っていた来園者らからはため息も。再びスイカにかぶりつき追い上げをみせたが及ばなかった。優勝は埼玉県こども動物自然公園(東松山市)のヘチマ(雌、4歳)が1分29秒の新記録で2連覇を達成した。
 バイオパークの担当者らは、餌を置いたままにしたことなどが敗因と分析。でも「展開的にはおもしろかった」と中盤以降の奮闘をたたえていた。


© 株式会社長崎新聞社