ファビーニョのアル・イテハド移籍確実に…すでにメディカルチェックも完了

[写真:Getty Images]

リバプールのブラジル代表MFファビーニョ(29)のアル・イテハド移籍が確実となった。

今夏の移籍市場で元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、フランス代表MFエンゴロ・カンテ、ポルトガル人FWジョタの3選手を獲得したアル・イテハド。

さらなる中盤のテコ入れを求めるジッダに本拠を置くクラブは、ヌーノ・エスピリト・サント監督のリクエストを受け、ファビーニョ獲得に動いてきた。

ファビーニョとの個人間交渉では年俸2000万ユーロ(約31億1000万円)+ボーナスの3年契約という破格の条件によって、早い段階で合意にこぎ着けた。

しかし、クラブ間交渉においては4000万ポンド(約72億8000万円)程度のオファーを掲示したものの、細かな条件面での交渉が難航。一時は交渉破談の可能性も伝えられた。

また、一部報道ではファビーニョの愛犬である2匹のフレンチ・ブルドッグがサウジアラビアの法律上、飼うことができず、これが破談の理由とも報じられたが、この一件に関しては全く関係ないものだったようだ。

そういった中、イギリス『The Athletic』の直近の報道ではリバプールとアル・イテハドのクラブ間交渉がようやくまとまり、ファビーニョはリバプールのシンガポールへのプレシーズンツアーの招集メンバーを外れることに。

また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、両クラブはまだ文書への署名を待っているものの、口頭合意に達したため、リバプールがメディカルチェック受診を許可。そして、ファビーニョはすでにメディカルチェックをパスし、アル・イテハド入りが確実になったと報じている。

ファビーニョは2018年夏にモナコからリバプールに加入。ここまで中盤の主力として公式戦219試合に出場し、11ゴール10アシストを記録。チャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、2つの国内カップなど、6つのトロフィー獲得に貢献してきた。

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